<マーリンズ4-20ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇ローンデポパークドジャース大谷翔平投手(30)が「50-50」を達成し、メジャーの歴史に新たな金字塔を打ち立てました。将来的に大谷に達成してもらいたい記録は、バリー・ボンズの73本…

<マーリンズ4-20ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇ローンデポパーク

ドジャース大谷翔平投手(30)が「50-50」を達成し、メジャーの歴史に新たな金字塔を打ち立てました。

将来的に大谷に達成してもらいたい記録は、バリー・ボンズの73本を超えるシーズン最多本塁打記録、同一年に投(最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振)打(首位打者、最多本塁打、最多打点)ダブル3冠王、ダレル・エバンスの38歳を超える最年長本塁打王、同一年にサイ・ヤング賞&本塁打王、ラルフ・カイナーの7年を超える連続本塁打王など枚挙に暇なしです。

その中で大谷に期待したいのは、やはり大谷にしかできない投打二刀流の記録です。来年以降、投打の二刀流で活躍すれば、まずは20勝&50本塁打です。近年、メジャーも20勝投手が減少し、年に1人か2人しか出なくなりました。それでも、自慢の強力打線とリリーフ投手陣が援護してくれたら20勝も可能。これまた前人未到の「20-50」も夢ではありません。

次に期待したくなるのは投打のダブル3冠王です。今季、大谷は打者専念で3冠王も取りそうな好成績を残しました。もし逆に投手専念なら、投手3冠も狙えるのではと思ってしまいました。そう考えると、大谷なら同一年にダブル3冠王も不可能ではないと思います。

もし、かなわなくても、投打とも3冠王に近い好成績を残せば、史上初の投打二刀流でサイ・ヤング賞、MVPのダブル受賞も可能かと思います。過去に同時受賞した投手は同僚のクレイトン・カーショーを含め11人いますが、もちろん投打二刀流でのダブル受賞は1人もいません。

来年以降も大谷が投手、打者、または両方で、どんな歴史的偉業を成し遂げるか大いに楽しみです。【大リーグ研究家・福島良一】