陸上の静岡県高校新人大会が21、22日にエコパスタジアムで行われる。男子やり投げに掛川西の長谷川新(2年)が出場。今夏、応援委員として甲子園出場した同校野球部をアルプスで盛り上げ、夏60年ぶり1勝を見届けた元野球少年が自己ベスト更新と東海…
陸上の静岡県高校新人大会が21、22日にエコパスタジアムで行われる。男子やり投げに掛川西の長谷川新(2年)が出場。今夏、応援委員として甲子園出場した同校野球部をアルプスで盛り上げ、夏60年ぶり1勝を見届けた元野球少年が自己ベスト更新と東海新人出場を目標に掲げた。
野球部には負けていられない。長谷川が自己記録50メートル82を超える「52メートル台」を目標に設定した。現在の1、2年生だけの県ランキングでは7位。東海新人に出場出来るのは、今大会で上位6位に入らないといけないだけに当落線上にいる。
大浜中では投手として活躍した。「高校では勉強も頑張りたかったし、野球部に入ると大変だなと思った。でも、スポーツは好きだから」。陸上部に入部。小3から始めた野球で培った肩の強さを生かして1年夏から本格的にやり投げを始めた。今年全国総体で7位入賞し、国スポの県代表に選ばれている増田央介(3年)は小中高のひとつ先輩。少しでも近づこうと、練習では背中を追いかけている。
甲子園でスタメン出場した桑原拓海中堅手(2年)とは、少年野球時代に対戦した間柄だ。「同級生の活躍する姿は少しうらやましかったし、僕も全国の舞台で出たいと思った」と、活躍が刺激になった。「今季中に55メートルを投げて、来年は全国総体に出たい」。陸上でも長谷川が掛西旋風を巻き起こす。(塩沢 武士)
◆長谷川 新(はせがわ・しん)2007年6月4日、掛川市生まれ、17歳。小3から野球を始めて大浜中では主に投手で活躍。掛川西に進学して陸上を始めた。家族は両親と弟。165センチ、66キロ。