「ヤクルト6-7中日」(20日、神宮球場) 中日が打撃戦を制し、連敗を3でストップ。立浪監督の退任表明後初の試合で競り勝った。 初回、近年の中日では見られなかったド派手な一発攻勢で幕を開けた。ヤクルト先発のサイスニードに対し、まず1死から…

 「ヤクルト6-7中日」(20日、神宮球場)

 中日が打撃戦を制し、連敗を3でストップ。立浪監督の退任表明後初の試合で競り勝った。

 初回、近年の中日では見られなかったド派手な一発攻勢で幕を開けた。ヤクルト先発のサイスニードに対し、まず1死から2番・村松が1号ソロを放つと、続く福永も5号ソロ。さらには細川も21号2ランを放った。

 立浪監督のもとで才能を開花させた3選手が、感謝を示すように放物線を描いた。貧打に苦しみ続けていた3年間が嘘のような一発攻勢に、立浪監督も笑顔。左翼席の中日ファンもお祭り騒ぎとなった。

 1イニング3本塁打は立浪政権初で、13年8月28日のヤクルト戦(クラーク、高橋周、小田)以来。初回の3本塁打は01年8月26日の巨人戦(立浪、ゴメス、福留)以来となった。

 先発小笠原が踏ん張れず六回に追いつかれたが、七回に再び打線が奮起。村松、福永、細川の適時打で3点を勝ち越した。

 左翼のビジター席は中日ファンで満席に。「立浪監督お疲れ様 永遠のMr.ドラゴンズ」と横断幕を掲げる人の姿もあった。