シーズン開幕を前に、バスケットボール・Bリーグ1部(B1)の滋賀レイクスの選手たちが18日、近江神宮(大津市神宮町)を訪れ、必勝を祈願した。 滋賀レイクスは2022―23年シーズンの成績がふるわずB1からB2へ降格したが、23―24年シー…

 シーズン開幕を前に、バスケットボール・Bリーグ1部(B1)の滋賀レイクスの選手たちが18日、近江神宮(大津市神宮町)を訪れ、必勝を祈願した。

 滋賀レイクスは2022―23年シーズンの成績がふるわずB1からB2へ降格したが、23―24年シーズンはB2で優勝。1シーズンでB1復帰を決めた。

 24―25年シーズンでは、B1復帰を決めたメンバーの半分以上が移籍。代わりに台湾の全国大会で高校2連覇や大学4連覇を果たしたユー・アイチェ選手(22)、11カ国でプレー経験のあるマーキース・カミングス選手(35)、元パナマ代表主将のハビエル・カーター選手(33)など7人が新規加入をした。

 滋賀レイクスの今季の目標は勝ち越しで、全60試合のうち31勝以上を狙う。B1昇格後のチームの最多勝記録は昨季の佐賀バルーナーズの29勝だった。さらに、3年以内にチャンピオンシップ(CS)出場、5年以内の優勝を目指す。

 近江神宮で参拝後、今季から指揮を執るヘッドコーチの前田健滋朗さん(33)は「全員が合流してから、まだ期間は短い。しかし、ディフェンス面、リバウンド面などで大事な点をチームに落とし込むことは出来ている。昨年からの勢いを継続し、ブースターと一緒に旋風を巻き起こしたい」。

 仙台89ERSから移籍をした岡田泰希選手(25)は「自分の長所はオフェンス。中でもスリーポイントをしっかり決め、勝利に貢献したい。このチームに勝つのか、というような、良い意味で見ている人が驚くような試合を重ねたい」。

 昨季から在籍し、B1復帰に大きく貢献したブロック・モータム選手(33)は「B1に上がり、希望が持てるチームで、引き続きプレーをすることにした。新しい選手たちと一緒に素晴らしいシーズンにしたい」と笑顔だった。

 開幕戦は10月5日、ホームの滋賀ダイハツアリーナ(大津市)で、大阪エヴェッサと戦う。(鈴木洋和)