<中日3-8阪神>◇18日◇バンテリンドーム 中日立浪和義監督(55)が18日、今季限りでの退任を自ら表明した。今季134試合目の阪神戦(バンテリンドーム)に大敗。試合後の敗戦会見の中で「このタイミングでどうかと思うが、3年目の今年に結果を…

<中日3-8阪神>◇18日◇バンテリンドーム 

中日立浪和義監督(55)が18日、今季限りでの退任を自ら表明した。

今季134試合目の阪神戦(バンテリンドーム)に大敗。試合後の敗戦会見の中で「このタイミングでどうかと思うが、3年目の今年に結果を出さないといけないが、出せなかった。責任を取って辞めさせていただくと球団と話をした」と語り、3年契約3年目で背番号「73」のユニホームを脱ぐ決意を明かした。残り試合は続けて指揮を執る予定。

現役時代は中日一筋22年で通算2480安打を放ち、「ミスタードラゴンズ」(3代目)と呼ばれた。現役引退後は日本代表コーチを務める以外は評論家生活がメイン。21年に沖縄キャンプの臨時コーチを務め、同年オフに与田前監督に代わり就任した。

守備を中心にした守る野球を掲げ、バットマンとして打線強化にも自信を持ったが、就任1年目の22年は66勝75敗2分けで最下位。翌23年も現役ドラフトでの獲得した元DeNAの細川の覚醒での得点力は向上したが2年連続の最下位に沈んだ。

不退転の決意で臨んだ今季は、巨人を退団した中田を主砲候補に、中島を代打の切り札として補強を強化。4月に8年ぶりの単独首位に立ったものの、その後は失速。中田は腰痛などに悩み4本塁打21打点止まり、中島も15試合無安打で来季の戦力構想からも外れた。この日のヤクルト勝利で最下位に転落。球団史上初の3年連続最下位が現実味を帯びた中で、ユニホームを脱ぐことを公表した。