吉川が中軸としてチームを牽引している(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext 9月16日の中日戦に7-1で勝利して2連勝した巨人。前のカードのヤクルト2連戦で連敗していたが、嫌な流れを払拭してがっちりと首位キ…

吉川が中軸としてチームを牽引している(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 9月16日の中日戦に7-1で勝利して2連勝した巨人。前のカードのヤクルト2連戦で連敗していたが、嫌な流れを払拭してがっちりと首位キープに成功した。

【動画】6回に2試合連続弾となる5号ソロを放った吉川の打撃シーン

 中日相手に連勝できた立役者は間違いなく吉川尚輝だ。15日は初回に先制タイムリーを放ち、3回には追加点となるソロホームランを打つ。また、一時は同点に追いつかれ、岡本和真のソロ本塁打で1点勝ち越すも依然としてゲームの流れがわからない中、吉川が7回に2点タイムリー三塁打を打って趨勢を決めた。

 吉川は16日も止まらない。初回に岡本の2ランで先制するも、それ以降は点が取れずに膠着状態が続き、6回表に板山祐太郎にソロ本塁打を打たれて1点差まで詰め寄られる。中日に流れが傾きかけた裏の攻撃で、先頭の吉川は再び2点差に突き放すソロ本塁打を打つ。吉川のホームランが打線に火をつけたのか、その回はオコエ瑠偉、岸田行倫にタイムリーが飛び出してリードを広げた。

 中日の再三の反撃ムードを打ち消す効果的な打席が目立った吉川ではあるが、9月に入ってからは絶好調だ。8月は打率.250、0本塁打、OPS.607とまずますの成績だったが、9月は打率.434、2本塁打、OPS1.115と驚異的な数字を残している。

 吉川は9月10日の広島戦から3番で起用され続けているが、ポイントゲッターだけではなくチャンスメイカーとして機能する場面も少なくない。吉川の状態が良く、4番を打つ岡本は得点圏で回ってくる機会も多い。吉川が作ったチャンスをしっかりものにしており、8月の月間打点は10点だった岡本が、9月はすでに8点をマークしている。

 岡本の打点数は現在リーグ1位の73点。(2位は村上宗隆の72点)チームの勝利だけではなく、岡本の打点王獲得まで導く活躍を見せている。1、2番を打つことが多かったが、ここに来て中軸として存在感を発揮してしている吉川。4年ぶりの優勝を手繰り寄せる大きな追い風を吹かせている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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