今年秋に佐賀県で開かれる第78回国民スポーツ大会(SAGA2024)に出場する栃木県選手団の結団式が9日、宇都宮市の栃木県総合教育センターで開かれた。 大会は、国民体育大会(国体)が今年から国民スポーツ大会(国スポ)に名称が変わり、国スポ…
今年秋に佐賀県で開かれる第78回国民スポーツ大会(SAGA2024)に出場する栃木県選手団の結団式が9日、宇都宮市の栃木県総合教育センターで開かれた。
大会は、国民体育大会(国体)が今年から国民スポーツ大会(国スポ)に名称が変わり、国スポとしては最初の大会になる。期間は10月5日からの11日間だが、水泳など、会期前実施競技がすでに始まっている。競泳では、パリ五輪の男子400メートル個人メドレーで銀メダルに輝いた宇都宮南高出身の松下知之選手(東洋大)が、同200メートル個人メドレーで2位。東京に続いて2大会連続五輪出場を果たした飛び込み女子の榎本遼香選手(栃木トヨタ)が板飛び込みで4位になるなど、県勢も登場している。
栃木県選手団は陸上など32競技に364人(本部役員などを含む)が参加する。
パリ五輪の陸上男子1600メートルリレーで、6位に入賞した作新学院大出身の佐藤風雅選手(ミズノ)、ホッケー女子の狐塚美樹選手(グラクソ・スミスクライン)など、県ゆかりの五輪アスリートらがエントリーしている。
9日の結団式には約200人が出席。旗手はラグビー7人制女子のパリ五輪代表で、国学院栃木高出身の内海春菜子選手(YOKOHAMA TKM)。10月の総合開会式でも旗手を務める。五輪を経験し「世界で戦うために、スピードなど足りないものが分かった。それを強化して栃木のチームで生かせたら」と抱負を語った。
選手宣誓をした陸上男子の若菜敬選手(佐野高校)は、今夏の全国高校総体200メートル王者。国スポでは「100メートルで入賞、400メートルリレーで優勝を狙いたい」と活躍を誓った。
福田富一知事は「国スポと名称が変わる節目の大会。みなさんの雄姿が県民の力になると確信している」と激励した。(津布楽洋一)