「マーリンズ-ドジャース」(17日、マイアミ) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、4点を追う三回の打席で5戦ぶりの本塁打となる48号2ランを放った。48盗塁と合わせ、「48-48」とし、前人未踏の「50-50」の偉業に…

 「マーリンズ-ドジャース」(17日、マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、4点を追う三回の打席で5戦ぶりの本塁打となる48号2ランを放った。48盗塁と合わせ、「48-48」とし、前人未踏の「50-50」の偉業にまた一歩近づいた。シーズン本塁打数は球団歴代2位タイに浮上し、ショーン・グリーン(01年)の持つ49本の球団記録に王手をかけた。通算本塁打を219本に伸ばし、韓国出身の秋信守のアジア選手最多記録を塗り替えた。

 タイトル争いはナ・リーグ本塁打部門で2位オズナ(ブレーブス)に11差をつけて独走。打点部門は1差で追っていたアダメス(ブルワーズ)を抜いて単独トップに立った。

 この日の大谷は試合前にキャッチボールを行い、投手として調整。プレーボール前のウォームアップの合間にはフィールド上で敵地開催企画「ジャパーニーズ・ヘリテージ・ナイト」に合わせ、国歌斉唱ではシンガーソングライターのナオト・インティライミが「君が代」を独唱を聞き、集中力と高めた。

 大谷は前日のブレーブス戦で4打数無安打1四球。9月14試合で7度目のノーヒットだったが、五回1死一、三塁と七回1死満塁の得点機に内野ゴロで2打点をマーク。4試合連続で本塁打と盗塁はなく、前人未踏の「50-50」の記録は足踏みしたが、1試合2打点でチームの勝利に貢献した。

 この日を含めて残り12試合。大谷は年間ペースを51本塁打、51盗塁としており、「50-50」を射程圏内にとらえている。