西武は17日、増田達至投手(36)が今季限りで現役を引退することを発表した。引退試合は28日ロッテ戦(ベルーナドーム)で行われる。 増田は球団を通じて「ここ数年、思うように投げられない自分がいました。そんな時でも観客席から送られる熱い青炎…

 西武は17日、増田達至投手(36)が今季限りで現役を引退することを発表した。引退試合は28日ロッテ戦(ベルーナドーム)で行われる。

 増田は球団を通じて「ここ数年、思うように投げられない自分がいました。そんな時でも観客席から送られる熱い青炎に感謝を感じるとともに、もっとチームに貢献したい、皆様と喜びを分かち合いたいと、僕の胸の闘志を掻き立てられました。クローザーとしてチームを勝利へ導く9回のマウンドに上り、その役割を果たしたときのファンの皆さまの歓声は一生忘れることはありません。もっと長くファンの皆さまと夢の続きが見たかったのですが、何より最後まで“ライオン”(登場曲)に込められた歌詞を胸に、ライオンズ一筋でプレーできたことは幸せでした。最後までたくさんのご声援本当にありがとうございました」と、コメントした。

 増田は12年にドラフト1位で西武入り。ルーキーシーズンからリリーフとして42試合に登板し頭角を現すと、15年には72試合登板で40ホールドをマークし、最優秀中継ぎのタイトルを獲得。翌年から守護神に転向し、20年には33セーブでセーブ王に輝いた。中継ぎの不安定さに苦しんでいた西武の中で、2度のリーグ優勝に貢献し、ここまでプロ通算559試合に出場、31勝40敗109ホールド194セーブで防御率は3・03。今季は12試合登板にとどまり、0勝2敗防御率4・09だった。