<広島-DeNA>◇16日◇マツダスタジアム前日15日に死球を受けたDeNAの正捕手・山本祐大捕手(26)が右尺骨骨折で今季絶望となった。球団は、山本が15日に広島市内の病院で診断を受けたと発表。ギプスで右腕をがっちり固定して球場入りしたも…

<広島-DeNA>◇16日◇マツダスタジアム

前日15日に死球を受けたDeNAの正捕手・山本祐大捕手(26)が右尺骨骨折で今季絶望となった。球団は、山本が15日に広島市内の病院で診断を受けたと発表。ギプスで右腕をがっちり固定して球場入りしたものの、この後、出場選手登録を抹消される。

16日の広島戦前、三浦大輔監督(50)が取材に対応し、「どの選手も大事ですけども、キャッチャーとして頑張ってくれた中で、ここでの離脱。一番悔しいのは(山本)祐大ですからね。その思いを全員で試合にぶつけていきたい」と言葉に力を込めた。

前夜の広島戦。6点を追う5回2死一、三塁、山本はルーキー常広の内角に食い込んできた速球をスイングしにいき、ボールが右腕を直撃。顔をゆがめながら駆け足でベンチ裏に下がり、途中交代して病院に直行した。試合後に指揮官は「病院に行ってます。詳しいことはまだ分かりません。(山本)祐大があそこまで痛がるのは珍しいですから、心配です」と話していた。

山本は今季ここまで不動の正捕手として108試合に出場。打率2割9分1厘、5本塁打と攻守でチームの要として活躍していたが、予期せぬアクシデントで残り17試合となった今季中の復帰は絶望的な状況となった。

代わりに東妻純平捕手(23)が5年目で1軍初昇格となった。イースタン・リーグでは今季76試合に出場して打率1割9分2厘、5本塁打をマーク。捕手だけでなく外野のポジションも任されていた。