福島県内をランニングで旅し、東日本大震災の復興の力になろうと毎年開かれている「うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン」。第7回の今年は全国から240人が参加し、16日まで各地の魅力に触れながら走り続ける。 最長の250キロの部は14日午後4…

 福島県内をランニングで旅し、東日本大震災の復興の力になろうと毎年開かれている「うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン」。第7回の今年は全国から240人が参加し、16日まで各地の魅力に触れながら走り続ける。

 最長の250キロの部は14日午後4時に南相馬市をスタート。選手たちは浜通りを駆け抜け、中通りの市街地を通過。その後、郡山市から猪苗代湖を1周して会津を駆け抜ける。ゴールの閉鎖は16日午後6時。

 この大会は地図を見ながら指定されたチェックポイントをすべて回るのがルール。10~30キロごとにエイドステーションが設けられ、ボランティアのスタッフがシチューなど温かい食べ物やフルーツなどを提供した。選手たちは衣類やバッテリーなど必要な荷物を背負い、休憩しながら思い思いに長旅を楽しんだ。

 神奈川県相模原市の会社員、鈴木敬二さん(68)は「ランナー仲間やスタッフたちと盛り上がる雰囲気が大好き。福島を楽しんできます」と話した。

 主催したNPO法人スポーツエイド・ジャパン(埼玉県)の舘山誠代表は「震災から月日が経っても復興にはまだまだ至っていない。ジャーニーランを通して福島に元気を届けたい」と話していた。(小幡淳一)