「阪神2-1ヤクルト」(15日、甲子園球場) 走者を背負っても本塁へかえさなければいい。ヒヤヒヤさせるピンチを迎えても失点はしない。阪神・桐敷&ゲラが聖地でそろって粘りの0封ピッチだ。 まずは桐敷が1点リードの八回に3番手で登板。この回先…

 「阪神2-1ヤクルト」(15日、甲子園球場)

 走者を背負っても本塁へかえさなければいい。ヒヤヒヤさせるピンチを迎えても失点はしない。阪神・桐敷&ゲラが聖地でそろって粘りの0封ピッチだ。

 まずは桐敷が1点リードの八回に3番手で登板。この回先頭の代打・増田に右前打を許すなどして2死一、二塁のピンチを招くも「強気で攻めていくしかない」と、4番・村上を初球のツーシームで中飛に料理。続く九回は、ゲラが2死満塁の大ピンチとしたが、ここから本領発揮。代打・沢井を追い込んでから高めに投げ込んだ160キロの直球で空振り三振。これで今季13セーブ目だ。

 頼れる左右のリリーバーだ。桐敷が「粘って何とか無失点でいけたので良かった」と胸を張れば、ゲラは「疲れた」と充実感を漂わせた。逆転連覇へブルペン陣をけん引する。