「広島10-2DeNA」(15日、マツダスタジアム) 3位・広島が4位・DeNAに快勝。連敗を「6」で止め、9月3勝目を挙げた。ドラフト1位の常広が5回1失点でプロ初先発初勝利を挙げ、負の連鎖にくさびをうった。 初回2死二、三塁のピンチを…

 「広島10-2DeNA」(15日、マツダスタジアム)

 3位・広島が4位・DeNAに快勝。連敗を「6」で止め、9月3勝目を挙げた。ドラフト1位の常広が5回1失点でプロ初先発初勝利を挙げ、負の連鎖にくさびをうった。

 初回2死二、三塁のピンチを背負うも、宮崎から見逃し三振を奪い、大歓声を浴びた。その後も、粘りの投球を披露。三回に宮崎の内野ゴロ間に1点を失うも、崩れなかった。五回の2死満塁で桑原を三ゴロに打ち取り、ここで降板。5回7安打1失点の好投でプロ初勝利を手にした。最速は153キロをマークした。

 新井監督と満面の笑みで記念撮影を行い、お立ち台にあがった常広は「これからも勝ちを積み重ねられるように頑張って行きたいです」と初々しいコメントを残した。決勝適時打となった小園は「常広もがんばっていましたし、何とか援護してあげたかった」と語った。

 打線はドラ1ルーキーを序盤から強力援護した。初回2死一、二塁から小園の2点適時二塁打で先制すると、末包、菊池もタイムリーで続き、この回一挙4得点。6点リードの六回には菊池が左翼席へ9号3ランをたたき込み、試合を決定づけた。2桁得点は8月12日・DeNA戦以来、今季4度目。11試合連続3得点以下だった野手陣が奮発した。

 七回には秋山の死球を巡って新井監督が激高。両軍ベンチから首脳陣、選手が飛び出すものものしい雰囲気となる中、しっかりと試合を締めた。