「阪神-ヤクルト」(15日、甲子園球場) 阪神の佐藤輝明内野手が二回に同点の14号ソロを放った。さらに前川も4号ソロで続き、2者連続アーチで一気に試合をひっくり返した。 本拠地は強烈な浜風が吹いていたが、ものともせず右翼ポール際に突き刺し…

 「阪神-ヤクルト」(15日、甲子園球場)

 阪神の佐藤輝明内野手が二回に同点の14号ソロを放った。さらに前川も4号ソロで続き、2者連続アーチで一気に試合をひっくり返した。

 本拠地は強烈な浜風が吹いていたが、ものともせず右翼ポール際に突き刺した佐藤輝。内角高めのボールをとらえると、打球は低い弾道で飛び込んでいった。これでヤクルト戦は今季7本目。半分を量産している相性の良さを見せつけた。

 「打ったのはフォーク。いいスイングができましたし、良い角度で上がってくれました」とコメントした佐藤輝。さらに続く前川も同じように右翼席へ4号ソロを突き刺し、一気に逆転に成功。「素直にチームに貢献することができてうれしい」と語った前川は嬉しい甲子園初アーチとなった。

 甲子園は右翼から左翼へ強い浜風が吹き付けるのが特徴で、左打者が右翼へアーチを放つのは至難の業と言われる。かつて長く阪神の4番を務め、2度の優勝に貢献した金本知憲が「カーテンがある感じ」と表現したほど。阪神の次代を担っていく2人が右翼席へ突き刺した連続アーチに甲子園は騒然となった。