「東京六大学野球、慶大5-1立大」(15日、神宮球場) 2回戦が行われ、慶大が立大を下して1勝1敗とし、3回戦に持ち込んだ。元プロ野球選手を父に持つ3人が試合後の取材に対応した。 リーグ戦初先発した最速151キロ右腕・広池浩成投手(2年・…

 「東京六大学野球、慶大5-1立大」(15日、神宮球場)

 2回戦が行われ、慶大が立大を下して1勝1敗とし、3回戦に持ち込んだ。元プロ野球選手を父に持つ3人が試合後の取材に対応した。

 リーグ戦初先発した最速151キロ右腕・広池浩成投手(2年・慶応)が7回3安打1失点の好投で先発初勝利を挙げた。父は広島でプレーし、現在は西武副本部長兼編成統括の浩司氏(51)。浩成は「終始、打者が嫌だと思う真っすぐで押せたのが良かった。まず先発として1勝挙げられたのは素直にうれしい」と笑顔を見せた。

 2番手では元広島・前田智徳氏(53)の次男である前田晃宏投手(3年・慶応)が登板し、2回無安打無失点で試合を締めた。昨年7月に右肘手術を行い、1年秋以来となるリーグ戦復帰登板。「最初のイニングは緊張しましたが、2イニング目は修正できた。次回以降に向けて2イニング目が重要だった」と手応えを明かした。

 打線では、プロ志望届を提出した清原正吾内野手(4年・慶応)が四回に先制点を演出する中前打をマーク。西武、巨人などで活躍した父・和博氏(57)も応援に駆けつけた中で今季初安打を放ち「完璧なセンター前でした。ホッとしている部分はあります」と振り返った。

 敗れた立大は、元ダイエー(ソフトバンク)の大越基氏(53)を父に持つ大越怜投手(3年・東筑)が先発を務めたが、4回2/3を4失点と悔しい結果に終わった。