「ヤクルト7-2巨人」(13日、神宮球場) 巨人がヤクルトに大敗を喫し、連勝は3でストップした。先発の山崎伊が三回途中4失点KOで6敗目。横川、平内、泉と代わった投手もそれぞれ失点し、7失点とヤクルト打線にのみ込まれた。勝てば優勝マジック…

 「ヤクルト7-2巨人」(13日、神宮球場)

 巨人がヤクルトに大敗を喫し、連勝は3でストップした。先発の山崎伊が三回途中4失点KOで6敗目。横川、平内、泉と代わった投手もそれぞれ失点し、7失点とヤクルト打線にのみ込まれた。勝てば優勝マジックが点灯する可能性もあったが、お預けになった。

 ヤクルトの先発・山野に5回まで無安打に抑えられた中、5点を追う六回だ。1死から岸田が右前打で出塁した。この日、チーム初安打。ようやく突破口を開くと、2死から丸が打席に立った。1ストライクから2球目、真ん中低めのカーブをフルスイング。打った瞬間、スタンドインを確信する豪快13号2ランで、静まり返る打線を背中で鼓舞した。

 「甘く来た球を良いスイングでしっかりとらえる事ができました」

 同一カード3連勝した前夜の12日は、途中出場で九回に2ランを放った。湯浅大、オコエと連続で犠打失敗後、後輩をカバーする一発に阿部監督も「ミスも出たけど丸がカバーしてくれた。それで勝てたね」と称賛した。2連戦発となったこの日は完封負けで終わらせなかった一打。「困った時のベテラン」が、優勝争い終盤でもチームを鼓舞している。