「阪神-広島」(13日、甲子園球場) 広島・大瀬良大地投手(33)が味方のミスにも引っ張られ、勝ち越しを許した。 1-1で迎えた四回。1死から梅野に四球を与えると、続く木浪の当たりは二遊間へ。併殺打かと思われた打球だったが、矢野がグラブに…

 「阪神-広島」(13日、甲子園球場)

 広島・大瀬良大地投手(33)が味方のミスにも引っ張られ、勝ち越しを許した。

 1-1で迎えた四回。1死から梅野に四球を与えると、続く木浪の当たりは二遊間へ。併殺打かと思われた打球だったが、矢野がグラブに当てながら大きく弾き、一、三塁に(記録は安打)。高橋の犠打を挟み、近本に初球のカットボール中前に運ばれ、勝ち越しを許した。

 中野に左前打を許し、2死一、三塁。続く森下の打球は三塁前へのボテボテのゴロだったが、これを小園が後逸し、この回3失点目。4連敗中の悪い流れをそのまま体現したようなイニングとなってしまった。

 五回には佐藤輝、前川に連打を浴び、梅野の犠打で1死二、三塁となったところで降板。2番手の塹江が近本に押し出し四球を与えるなどして、4回1/3を9安打5失点(4自責)となった。

 今季の阪神戦では完璧な投球を続けていた。試合前まで5試合に登板し、2勝0敗、防御率1・14。甲子園では3試合で1勝0敗、防御率0・43と敵地の大歓声に負けない好投を続けていた。