東京六大学野球の慶大・清原正吾内野手(4年・慶応)が12日、同大学のグラウンドで全体練習に参加し、この日にプロ志望届を提出したことを明かした。 「父親である清原和博という背中を見てきて、やっぱり夢のある舞台ですし、今ここで挑戦できることに…

 東京六大学野球の慶大・清原正吾内野手(4年・慶応)が12日、同大学のグラウンドで全体練習に参加し、この日にプロ志望届を提出したことを明かした。

 「父親である清原和博という背中を見てきて、やっぱり夢のある舞台ですし、今ここで挑戦できることに感謝して、この環境に感謝しながら、人生の中で1番大きな決断をさせていただきました」

 西武、巨人などで活躍した清原和博氏(57)の長男。中学はバレーボール部、高校はアメリカンフットボール部に所属した異色の経歴ながら、今春は主に4番として全13試合に先発出場して打率・269、チームトップの7打点をマークし、ベストナインを獲得。リーグ戦では0本塁打に終わったが、六大学野球選抜として参加した8月31日の日本ハム2軍戦(エスコン)で左越え2ランを放つなどメキメキと成長を遂げてきた。

 堀井監督や家族と相談を重ね「不安要素だらけで、最初は悩んで寝られない日もあった。お互いアツくなる時もあったんですけど、最終的には僕の意見を尊重して支えてくれています」と決断。厳しいプロの世界を知る和博氏からは「正吾の人生なんだし、正吾の意見を1番尊重すると言ってくださった」といい「悩んでいたところがスッキリした部分でもあった」とうなずいた。

 「そんな言える立場ではない」と順位や球団についてのこだわりは示さず、育成指名についても「監督と両親、自分の気持ちと相談しながら、本当にもし評価をしてくださる球団がいるのであれば、真剣に考えたい」と話した。

 目標をかなえるためにも、14日に開幕する秋季リーグ戦で力を出し尽くす。