「阪神-DeNA」(11日、甲子園球場) 女子プロテニス選手の加藤未唯(29)が、ファーストピッチセレモニーを行った。 甲子園100周年にちなみ、背番号100と「MIYU」が刺しゅうされたユニホームと、黄色ショートパンツでマウンドへ。振り…

 「阪神-DeNA」(11日、甲子園球場)

 女子プロテニス選手の加藤未唯(29)が、ファーストピッチセレモニーを行った。

 甲子園100周年にちなみ、背番号100と「MIYU」が刺しゅうされたユニホームと、黄色ショートパンツでマウンドへ。振りかぶって投じたボールは左打者の外角高めに抜けたが、勢いよくあっという間にミットに収まると、スタンドからは「おおー」というどよめきと歓声が沸いた。

 投球後には「すごく今、興奮していて。100周年という記念すべき年に、ファーストピッチセレモニーができたというのはすごく光栄に思います。肩は割と自信があったので何回か練習したんですけど、その練習通りできたので100点をあげたいと思います」と笑った。

 阪神ファンだが、甲子園に来たのは人生初だった。「テレビは見るんですけど、来たことはないんで。テレビで見たまんまの光景を見ることができて、中に入ることがすごく貴重な体験だと思うのですごくうれしく思います」。“推し選手”は森下だと明かし、「さわやかなので。昨日(10日)も試合を見ていたんですけど、打ったので興奮していました」と声をはずませた。

 2023年の全仏オープン混合ダブルスで優勝した経験も踏まえ、「(シーズンは)試合期間も長いので、目の前の試合に勝つことがすごく大切だと思うので。今日もその1勝をしてほしいと思います」と逆転優勝へエールを送った。