「広島1-6巨人」(10日、マツダスタジアム) 2位・広島が巨人との首位攻防戦第1ラウンドを完敗で落とし、ゲーム差を2に広げられた。 先発の森下が粘りきれなかった。初回1死から坂本に左翼席への先制ソロを被弾。六回には2死からピンチを招き、…

 「広島1-6巨人」(10日、マツダスタジアム)

 2位・広島が巨人との首位攻防戦第1ラウンドを完敗で落とし、ゲーム差を2に広げられた。

 先発の森下が粘りきれなかった。初回1死から坂本に左翼席への先制ソロを被弾。六回には2死からピンチを招き、門脇に左中間への2点適時二塁打、代打・秋広にも左前適時打を浴び、ここで降板。5回2/3を7安打4失点の結果にうつむきながらベンチに下がった。

 21年から同戦は12試合に登板し、負けなしの8連勝。好相性を誇っていたが先発の役割を果たせずにマウンドを降りた。

 打線は相手先発・菅野の前に沈黙。五回まで1安打に封じられる。4点を追う六回に高梨から野間が右翼線への適時二塁打を放つも、なおも2死二、三塁の好機で小園が中飛。一気に詰め寄るチャンスを逃し、本拠地はため息に包まれた。

 チームは勝負の9月に入り、この日の敗戦で2勝6敗と失速。巨人、阪神、DeNAと戦う7連戦の初戦を嫌な形で落としてしまった。