セ・パ両リーグは10日、8月の『大樹生命月間MVP賞』を発表し、阪神の近本光司外野手(29)が6年目で初選出された。 8月は100打数で自己最多の39安打をマークし、打率・390。切り込み隊長としての仕事を果たし、勝利に貢献した。 近本の…

 セ・パ両リーグは10日、8月の『大樹生命月間MVP賞』を発表し、阪神の近本光司外野手(29)が6年目で初選出された。

 8月は100打数で自己最多の39安打をマークし、打率・390。切り込み隊長としての仕事を果たし、勝利に貢献した。

 近本の一問一答は以下の通り。

 -今の気持ちは。

 「大樹生命のMVPは今まで取ったことなかったので、素直にうれしく思います。一緒に練習に付き合ってもらってる方たちにしっかりお礼したい」

 -好調の要因は。

 「僕だけじゃなくて、前も後ろもそうなんですけど、僕が塁に出ることで点が入るっていうのが多かったので、僕は塁に出ることだけを意識して打席に入っていました」

 -月間では自己最多の39安打。印象に残る1本は。

 「(全安打の)39本を見たんですけど、印象に残るのはあんまりなくて。全部覚えているんですけど、どれもすごく大事で。自分の中でも成長させてもらえるヒットが多かったんですけど、印象に残ってるこれっていうのはなかなかなかったです」

 -新聞には「夏男」とも書かれていた。夏への印象。

 「そうですね。夏、まあほんとね、暑いっすね。暑いので、僕たちだけじゃなくて、やっぱピッチャーもほんとに暑いので。そういった中で球数を気にしてたり、早くをストライクを取りに来るっていうところで、こちらからもしっかり早めに仕掛ける、早めにタイミングを取って、勝負かけるっていう今年は、今年の8月は多かったのかなと思います。そういう駆け引きも面白い1カ月だったなと」

 -暑さを乗り切るために心がけたことは。

 「7月とかはね、クーラーとかも結構きつくて、体調的にもしんどい時もあったんですけど。やっぱりお風呂につかる。暑いですけど、ほんとにお風呂に5分でも10分でもつかるっていうのが、やっぱ大事なんだなと思いました」

 -最多安打のタイトルも狙える状況だが、意識は。

 「最多安打のタイトルはあんまり気にはしてないですけど。まあ一緒にこうやって切磋琢磨(せっさたくま)しながら、競争しながらっていうのはすごく大事なことだと思うんで、毎日ヒットを打ちたいなと思っています」

 -9月の戦いへ。

 「ほんと大事な1カ月、大事な1試合になってくるので、そういった中でチーム全員で一丸となって、自分たちの役割をしっかりして、一つ一つ勝ちを積み上げていきたいなと思います」