「大相撲秋場所・2日目」(9日、両国国技館) 十両尊富士(伊勢ケ浜)が新十両木竜皇(立浪)を退けて連勝スタートを切った。鋭い踏み込みから左上手を引くと、右をのぞかせて一気に寄り切った。 名古屋場所では途中出場後に再休場。今場所は相撲勘が心…

 「大相撲秋場所・2日目」(9日、両国国技館)

 十両尊富士(伊勢ケ浜)が新十両木竜皇(立浪)を退けて連勝スタートを切った。鋭い踏み込みから左上手を引くと、右をのぞかせて一気に寄り切った。

 名古屋場所では途中出場後に再休場。今場所は相撲勘が心配されたが、得意の速攻で連勝発進とした。「落ち着いてやれている。それだけです。勝ち負けよりも、しっかり相撲を取りきることを中心にやっている。今日もケガなく終われてよかった」と、穏やかに振り返った。

 春場所で110年ぶりの新入幕V。その14日目に負った右足首のケガで2場所連続休場して番付を落としたが、十両では格の違いを見せている。「体を大事にして、リラックスしながら。とにかく相撲中心の生活をしているのに、相撲のことを考えても仕方ない」とオンオフのメリハリを重視。15日間の長い戦いを見据えた。