パリ五輪開幕直前の7月に飲酒、喫煙問題で日本代表を辞退した宮田笙子(19)=順大=が9日、自身のインスタグラムを更新。「この度は、私の取った軽率な行動によって多くの皆様にご迷惑をかけてしまい、深く反省しております。申し訳ありませんでした。…

 パリ五輪開幕直前の7月に飲酒、喫煙問題で日本代表を辞退した宮田笙子(19)=順大=が9日、自身のインスタグラムを更新。「この度は、私の取った軽率な行動によって多くの皆様にご迷惑をかけてしまい、深く反省しております。申し訳ありませんでした。この件に対して、真摯に向き合い、今後の競技生活を全うして参りたいと思います。」などとつづり一連の騒動を謝罪した。

 宮田は騒動後に投稿を全削除していたインスタグラムを再開した。

 宮田は7日に福井県代表として佐賀国民スポーツ大会に出場し競技に復帰。「お世話になった福井県の代表として出場できたこと、佐賀国民スポーツ大会の素晴らしい環境で演技させていただけた事に、心より感謝申し上げます。恐怖心もありましたが、会場に足を運んでくださった皆様の暖かい拍手や声援、チームのみんなの励ましもあり、最後までやりきることができました。」と周囲への感謝とともに報告。「所属の順天堂大学をはじめ、これまで育てていただいた関係者の皆様、応援していただいた皆様に、体操競技を通じて少しでも恩返しできるように努力していきたいと思います。」と今後の競技での活躍を誓った。

 宮田は佐賀国スポで、五輪代表入りを決めた5月のNHK杯以来約4カ月ぶりの試合に臨み、3種目に出場。チーム合計213・096点で、福井県の6年ぶり6度目の優勝に貢献した。自身は最初の跳馬前から涙ぐみ、最後の床運動の演技で終えると、号泣して仲間と抱き合った。

 ◆宮田笙子(みやた・しょうこ)2004年9月21日、京都市出身。中学3年で福井県鯖江市の学校に転校した。鯖江高を卒業後、順大に進学。24年の全日本個人総合選手権で初優勝した。NHK杯は24年大会で3連覇を達成。世界選手権は22年に種目別平均台で銅メダルを獲得した。得意種目は床運動と跳馬。座右の銘は「人のことを言う前に自分の足元を見よ」という意味の「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」。151センチ。