野球の第13回U18(18歳以下)アジア選手権最終日は8日、台北で決勝戦があり、日本は台湾に1―6で敗れ、2016年以来2大会ぶりの優勝はならなかった。台湾は6大会ぶりの優勝。 日本は先発の今朝丸裕喜(報徳学園)が三回に逆転を許すと、救援…

 野球の第13回U18(18歳以下)アジア選手権最終日は8日、台北で決勝戦があり、日本は台湾に1―6で敗れ、2016年以来2大会ぶりの優勝はならなかった。台湾は6大会ぶりの優勝。

 日本は先発の今朝丸裕喜(報徳学園)が三回に逆転を許すと、救援した投手も流れを止められなかった。打線は台湾を上回る10安打を放ちながらも、一回に4番石塚裕惺(花咲徳栄)の適時打で取った1点止まり。二回以降も毎回走者を出したが、好機であと1本が出なかった。

■小技で揺さぶれず

 日本は好機を生かせなかった。

 五回は1死から3連打で満塁としたが、4番石塚が遊ゴロ併殺打に倒れた。六回も無死一、三塁をつくったが、続く下位打線にあと1本が出なかった。

 日本はこの試合で10安打を放ったものの、いずれも単打。150キロ超の速球を投げる台湾の投手陣に力負けする場面が目についた。

 終盤の好機で足や小技を絡めて相手を揺さぶる選択肢もあったが、いずれも選んだ強攻策が実を結ばなかった。日本の小倉監督は「よく打ったけど、思うようにいかなかった。監督が何とかしないといけなかった」と振り返った。(台北=大坂尚子)