「ヤクルト5-3阪神」(8日、神宮球場) 阪神・西勇輝投手が痛恨の2発を食らった。左へ、右へ、悔しそうに白球を見送る。「自分の投げミスなんで」。佐藤輝の拙守を言い訳にはしない。「ミスしたらそれをカバーできるようにというのがチームなんで」と…

 「ヤクルト5-3阪神」(8日、神宮球場)

 阪神・西勇輝投手が痛恨の2発を食らった。左へ、右へ、悔しそうに白球を見送る。「自分の投げミスなんで」。佐藤輝の拙守を言い訳にはしない。「ミスしたらそれをカバーできるようにというのがチームなんで」と自らの投球を責めた。

 二回1死三塁からは山田に先制2ラン。チェンジアップが浮いてしまった。三回は1死から長岡の平凡な飛球を佐藤輝が落球し、2死一、二塁から沢井にプロ初本塁打を献上。5回8安打で今季ワーストの5失点(自責2)で6敗目を喫した。

 今季2度目の坂本とのバッテリー。大事な終盤の一戦で勝てず、9月は自身連敗となった。それでも前を向くしかない。「みんなでカバーをして、みんなで勝っていくのが大事なんで」。先発陣を引っ張る男は、何よりもチームのことを考えていた。