「ロッテ9-5楽天」(8日、ZOZOマリンスタジアム) 投球には悔しさが残ったが、野手の助けもあり勝利は譲らなかった。ロッテ・佐々木朗希投手が5回7安打3失点、7奪三振で今季8勝目を挙げた。 「逆転を許した形で降板してしまって、チームは勝…

 「ロッテ9-5楽天」(8日、ZOZOマリンスタジアム)

 投球には悔しさが残ったが、野手の助けもあり勝利は譲らなかった。ロッテ・佐々木朗希投手が5回7安打3失点、7奪三振で今季8勝目を挙げた。

 「逆転を許した形で降板してしまって、チームは勝ってよかったけど反省しなきゃダメ」

 制球に苦しんだ。初回、2死満塁とピンチを招くと渡辺佳に左前適時打で先制点を献上。1点リードの五回には2点を失い逆転を許した。「全体的にコントロールできなかった」と振り返ったが、打線の援護もあっての白星となった。

 バックネット裏からはMLB6球団のスカウトが熱視線を送った。1列目ではダイヤモンドバックスのマイク・ハンゼンGMも視察。苦いマウンドとはなったが、降板した直後の攻撃から打線が爆発し、“勝ち運”の強さは発揮した。

 直球が持ち味の右腕だが、変化球主体になんとか5回を投げきり、4位・楽天を再び2・5ゲーム差に突き放す勝利に貢献。「自分のやりたいようにやるだけではなくて、勝つために必要な選択をとっていかないといけない」。CS進出へ、チームのために投げ続ける。