<アストロズ11-5ダイヤモンドバックス>◇7日(日本時間8日)◇ミニッツメイドパークアストロズ菊池雄星投手(33)が7日(日本時間8日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、6回4失点で今季8勝目(9敗)を挙げた。この白星でメジャー…

<アストロズ11-5ダイヤモンドバックス>◇7日(日本時間8日)◇ミニッツメイドパーク

アストロズ菊池雄星投手(33)が7日(日本時間8日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、6回4失点で今季8勝目(9敗)を挙げた。この白星でメジャー通算40勝目となり、石井一久を抜き、日本人の左腕投手で最多勝利となった。

今季29試合目の先発は、本調子には程遠かった。2回、3連打と犠飛で2点を先制され、4回にもソロ本塁打で3点目を失った。だが、マリナーズ、ブルージェイズ時代、通算14試合に登板し、1勝5敗、防御率6・00と難敵だったア軍打線が、今は強力な味方。3回に反撃を開始すると、4回には4得点で逆転。さらに降板直前の6回には大量5点を追加し、菊池は勝利投手の権利を手にすることができた。「走者をためたが、何とかビッグイニングをつくらず6回までいけた。決して調子が良かったわけではないが、粘ったことで結果的に打線が点を取ってくれた」と、リーグ屈指の攻撃陣に感謝だ。

トレード期限直前の7月末に移籍して以来、登板7試合でチームは全勝。快勝劇で地区首位の座もがっちりとキープした。メジャー6年目の左腕が、満を持して白星を積み上げ始めた。

◆日本人左腕の挑戦 これまでメジャー登板した日本人左腕は、菊池や今季デビューしたカブス今永、パドレス松井を含め12人。日本選手で初めてメジャーに渡った村上雅則(5勝)から始まり、柏田貴史(3勝)、野村貴仁(0勝)、石井一久(39勝)、岡島秀樹(17勝)、井川慶(2勝)、高橋建(0勝)、高橋尚成(14勝)、和田毅(5勝)、菊池雄星(40勝)、松井裕樹(4勝)、今永昇太(12勝)と続いた。