<ドジャース7-2ガーディアンズ>◇7日(日本時間8日)◇ドジャースタジアムドジャース大谷翔平投手(30)は、ガーディアンズ戦で2試合ぶりに無安打に終わったが、チームは快勝した。6点を先取した1回には2打席回ったが、ともに内野ゴロ。6回は角…

<ドジャース7-2ガーディアンズ>◇7日(日本時間8日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手(30)は、ガーディアンズ戦で2試合ぶりに無安打に終わったが、チームは快勝した。6点を先取した1回には2打席回ったが、ともに内野ゴロ。6回は角度良くボールが上がったが、左飛に凡退した。ア・リーグ中地区首位のガーディアンズに雪辱し、地区優勝へのマジックナンバーは「15」。2位パドレスとの差は5ゲームに拡大した。

6日(日本時間7日)の同戦で死球を受け、今季28本塁打のT・ヘルナンデスが欠場する中、1回に打者10人の猛攻で試合を決めた。1死から3者連続四球で満塁の好機をつかみ、エドマンの2点適時二塁打で先制。ラックスの犠飛、ロハスの適時打で追加点を挙げ、T・ヘルナンデスに代わって、左翼で出場したパヘスが10号2ランで完全に主導権を奪った。

グラスノー、カーショーら先発陣に故障者が相次ぐ中、ブルペンデーでリリーフ陣をつなぎ、投打ががっちりとかみ合った。ロバーツ監督は「いいところも悪いところもあったが、勝ったことが最も大事。ピンチのイニングもあったが、必要な時にしっかり投球してくれた。得点し、失点を防ぎ、いい守備もしていたと思う」と評価した。

大谷は本塁打、盗塁ともになかったが、1回の第1打席の初球には右翼ポール際へ大ファウルを放つなど、スイングは鋭かった。キャリアハイに並ぶ46本塁打は次戦以降に持ち越されたが、シーズン換算では51本塁打、52盗塁ペース。残り20試合で、史上初の「50-50」を目指す。(ロサンゼルス=久保賢吾、斎藤庸裕)

◆10球場で柵越え 大谷が6回2死走者なしの第4打席で左翼ポール際へ大飛球を放ったが左飛に倒れた。打球速度101・2マイル(約162・9キロ)、飛距離348フィート(約106メートル)を計測し「MLBディスタンス・トラッカー」のXによると、これはフェンウェイパークなど10球場で本塁打となる打球だった。ドジャースタジアムは左翼の距離が330フィート(約101メートル)と平均的だが、左翼ポール際からカーブを描くようにフェンスが伸びている。