<日本ハム4-5オリックス>◇8日◇エスコンフィールド日本ハム新庄剛志監督(52)の験担ぎも及ばず、連勝が4で止まった。試合後の第一声は「クゥ~~~追いついたけどねぇ」。3点差を追いついた9回。指揮官は選手たちの力量を信じながら、後押しする…

<日本ハム4-5オリックス>◇8日◇エスコンフィールド

日本ハム新庄剛志監督(52)の験担ぎも及ばず、連勝が4で止まった。試合後の第一声は「クゥ~~~追いついたけどねぇ」。3点差を追いついた9回。指揮官は選手たちの力量を信じながら、後押しするように白球を手にしていた。

自ら「幸運球」と書き込んだボールは「こないだ、福岡の」と大逆転勝利した4日ソフトバンク戦の9回に手にしていたもの。その試合途中で胃に違和感を感じた指揮官が、背中のツボを刺激するために持っていると大量点が生まれ、本拠地へ持ち帰ることにした。

この日は20年の初対戦から1度も黒星を付けたことがないオリックス宮城が相手で、試合序盤からポケットから取り出して攻撃がつながるのを待っていた。天敵攻略はならずも、上に投げていると多いのが「フォアボールなんですよ(笑い)」。9回は相手守護神のマチャドから万波の二塁打と2四球で好機を広げ、試合を振り出しに戻したが、延長10回に力尽きた。

もともと「験担ぐタイプじゃない」が、信じて送り出した選手たちに少しでもパワーを送りたかった。1週間ぶりの敗戦で首位ソフトバンクとは8差。「やっぱ先頭とか大事な場面のフォアボールは失点につながる」と残り19試合へ向けて、あらためて気を引き締めた。【木下大輔】