「巨人0-8DeNA」(8日、東京ドーム) 巨人がDeNAに大敗を喫した。広島も敗れて首位はキープしたものの、4位のDeNAとは4・5差となった。 初回、先発のメンデスが1死しか奪うことができず、4失点(自責2)でKO。前日、十二回2死か…

 「巨人0-8DeNA」(8日、東京ドーム)

 巨人がDeNAに大敗を喫した。広島も敗れて首位はキープしたものの、4位のDeNAとは4・5差となった。

 初回、先発のメンデスが1死しか奪うことができず、4失点(自責2)でKO。前日、十二回2死からサヨナラ勝ちの勢いに乗ることができず、痛恨の1敗となった。

 メンデスは4月3日・中日戦以来の登板だった。先頭梶原の三ゴロを岡本和が悪送球。さらに次打者蝦名の打席では、ワンボールからメンデスが一塁へ牽制を悪送球した。

 わずか3球で2失策。いきなり無死二塁のピンチとなった。ここから蝦名に四球、佐野は三振に仕留めたが、オースティン、牧に適時打を浴びた。

 メンデスは宮崎、山本に四球を与えたところで、阿部監督が交代を決断した。怒りの表情がにじんだ指揮官は2番手・赤星を送り込んだが、さらに1失点を重ね、初回から4点ビハインドとなった。

 阿部監督はDeNA2連戦前、メンデスについて「ダメだったらすぐ代える。中継ぎ全部使えるし」と語っていた。三浦監督が交代を渋ったウィックを一喝した件に「俺も怒ったほうがいいのかな」と語っていたが、怒りを押し殺して降板を告げた。

 メンデスは降板後、「先発としてゲームを作れずすみません」とコメントした。

 九回は4番手・泉がつかまり、秋広の失策も重なって3失点。一方的な展開となった。

 試合後、阿部監督は今季2度目の会見拒否。ふがいない試合内容に、報道陣の前に姿を見せなかった。

 打線はDeNAの先発・吉野の攻略に苦戦。6回6安打無失点に封じられた。残り20試合を切った中で、今季18度目の完封負け。9日には広島に移動し、10日からは首位攻防3連戦。切り替えて決戦の地に向かいたい。