【秋田】パリ五輪女子マラソンで6位入賞を果たした鈴木優花選手(24)=第一生命グループ、大曲高出身=の報告会が7日、地元・大仙市であった。鈴木選手は「私を取り囲むみなさまに背中を押していただいたおかげ」と感謝。「次のロサンゼルス五輪でメダ…
【秋田】パリ五輪女子マラソンで6位入賞を果たした鈴木優花選手(24)=第一生命グループ、大曲高出身=の報告会が7日、地元・大仙市であった。鈴木選手は「私を取り囲むみなさまに背中を押していただいたおかげ」と感謝。「次のロサンゼルス五輪でメダルを目指す」と力強く誓い、来場者から大きな拍手がわき起こった。
会場の中仙市民会館ドンパルには、応援してきた市民や母校の中仙小、中学校の生徒ら約370人が集った。鈴木選手は花束を贈られるなどして祝福された。
パリではアップダウンの激しい難コースで力を発揮し、2時間24分02秒と自己最高も更新する快走だった。
質問コーナーで、レースにあたって食べるものを聞かれ、「レース前の1週間の中でウナギを食べます」と〝勝負めし〟を披露。日本記録挑戦について質問が飛ぶと、「これから目指してがんばりたい」と歯切れよく答えて会場をわかせた。
高校で本格的に陸上に取り組み、大東文化大で開花した鈴木選手。この日は県庁も訪れ、入賞を報告。ジュニア世代の競技者に向けて「今やっていることは決してむだじゃない。全力でやっていることは必ずなりたい自分につながると伝えたい」とエールを送った。(隈部康弘)