10月に開幕する2024―25シーズンのスローガンは「THE ONE」――。バスケットボールB1の群馬クレインサンダーズの入団会見が7日、オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)であった。新ヘッドコーチ(HC)に就任したカイル・ミリング…

 10月に開幕する2024―25シーズンのスローガンは「THE ONE」――。バスケットボールB1の群馬クレインサンダーズの入団会見が7日、オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)であった。新ヘッドコーチ(HC)に就任したカイル・ミリング氏と4選手が登場し、抱負などを語った。新主将となる辻直人選手も出席し、スローガン通り、全員が「リーグ優勝」を目標に掲げた。

 入団会見は、この日のプレシーズンマッチの前に公開で行われ、たくさんのファンが訪れた。ミリングHCを始め、新加入の藤井祐真、マシュー・アキノ、細川一輝、ヨハネス・ティーマンの4選手が登場するたびに、大きな拍手がわいた。

 阿久沢毅社長は「日本一になる準備は整った。みなさんの期待も伝わってきている。背中を押して下さい」とあいさつ。吉田真太郎ゼネラルマネジャーは、チームの弱点を失点が多いこと、選手個人の能力に攻撃を頼っていることを挙げ、「チャンピオンになるために最強の補強を行った」と説明した。

 昨季まで広島ドラゴンフライズのHCを務め、リーグ優勝に導いたミリングHCは、サンダーズを「若手、ベテランが良い意味でミックスしている成長過程のチーム」とし、「選手たちが自信を持ってプレーできるようにし、その結果、良い終わり方ができれば」と話した。

 川崎ブレイブサンダース時代に天皇杯全日本選手権で優勝経験がある藤井選手は「リーグ優勝する、したいという気持ちで、サンダーズの入団を決めた」。パリ五輪のドイツ代表のティーマン選手は「これまで自分がやってきたことを、すべてここに持って来た」と述べた。

 開幕戦は10月3日夜、オープンハウスアリーナ太田で、昨季の覇者・広島と対戦する。(水山和敬)