パリ・パラリンピック第10日の6日、車いすテニスの女子シングルスで上地結衣選手(30)が金メダルを獲得しました。上地選手は、前日に行われた田中愛美選手と組んだ女子ダブルスでも金メダルを獲得しており、シングルスとダブルスの2冠を達成しました…
パリ・パラリンピック第10日の6日、車いすテニスの女子シングルスで上地結衣選手(30)が金メダルを獲得しました。上地選手は、前日に行われた田中愛美選手と組んだ女子ダブルスでも金メダルを獲得しており、シングルスとダブルスの2冠を達成しました。同一大会での2冠達成は、男子で金メダル四つを獲得した国枝慎吾さんも果たせなかった日本勢初の偉業となりました。
6日のシングルスの決勝では、前回の東京大会で敗れた第1シード、ディーデ・デフロート選手(オランダ)をセットカウント2―1で破り、この種目の日本女子として初の頂点に立ちました。勝利が決まると、両手で顔を覆って涙を流す上地選手に、敗れたデフロート選手が近づき、お互いの健闘をたたえ合って抱き合い、握手をかわしました。