男子プロバスケットボールB3リーグの「さいたまブロンコス」を運営する「ブロンコス20」(さいたま市)は、不動産業などを手がける「エーシークリエイト」(本社・東京都渋谷区)が新たに筆頭株主になったと発表した。2026年予定のカテゴリー変更な…

 男子プロバスケットボールB3リーグの「さいたまブロンコス」を運営する「ブロンコス20」(さいたま市)は、不動産業などを手がける「エーシークリエイト」(本社・東京都渋谷区)が新たに筆頭株主になったと発表した。2026年予定のカテゴリー変更などの構造改革を見据え、チーム力の向上を目指しながら27日に始まる今季リーグに臨む。

 両社が3日、会見で発表した。7月23日付で「ブロンコス20」の株式の78%を「エーシー」が取得した。有力選手獲得も念頭に置き、経営基盤を固めたいとしている。

 B3のブロンコスは、26年シーズンから現在のB2に相当する「Bリーグ・ワン」入りを目指す。競技成績に加え、シーズン平均2400人の入場者数と、クラブ売上高4億円、3千席程度を収容するアリーナの確保が求められる。

 両社によれば、ブロンコスは直近シーズンで平均入場者数が1591人、売上高は2億2千万円。仮条件の入場者数は1500人でクリアしているため、リーグ入りの可能性がある。今季は実力でB2に昇格する最後のシーズンのため、両社は「勝利にこだわりたい」としている。(岩堀滋)