「エンゼルス2-6ドジャース」(3日、アナハイム) ドジャースの大谷翔平選手は三回に同点の適時三塁打を放つなど4打数1安打1打点。チームは延長十回に一挙4点を奪って連勝を飾った。 かつての本拠地が沸いたのは1点を追う三回だ。一塁に走者を置…

 「エンゼルス2-6ドジャース」(3日、アナハイム)

 ドジャースの大谷翔平選手は三回に同点の適時三塁打を放つなど4打数1安打1打点。チームは延長十回に一挙4点を奪って連勝を飾った。

 かつての本拠地が沸いたのは1点を追う三回だ。一塁に走者を置き、直前に右太もも内側に自打球を当てた中、続く外角球を豪快に引っ張り込んだ。時速181キロの打球は右翼線を破り、同点の適時三塁打。直後に大谷の打球を巡って両軍指揮官がグラウンドに飛び出す異様な雰囲気となった中、大谷はレンドンと笑顔で話し込むなど旧交を温めた。

 ただ以降は第3打席、第4打席と連続三振。エンゼルスのオホッピーが直球主体の配球に変え、大谷のバットから快音は響かなかった。延長十回、ロハスのタイムリーで1点を勝ち越して迎えた第5打席は申告敬遠。スタンドからは大ブーイングがわき起こった。

 直後、ベッツがダメ押しの3ランを左翼席にたたき込み一挙4点リードを奪ったドジャース。ベッツはダイヤモンドを一周すると、絶叫しながらホームイン。ベンチに戻ってきても興奮状態だった。

 チームは連勝で貯金を今季最多の29とし、30の大台が目前に。MLB30球団で唯一の勝率6割超えをキープするなど、地区優勝へ勢いが加速してきた。