錦織圭、角度のあるストロークでラリーを支配し2回戦へ 現地9月3日、男子テニスのATPツアー下部のAONオープン・チャレンジャー(イタリア・ジェノア/チャレンジャー125)男子シングルス1回戦が行わ…

錦織圭、角度のあるストロークでラリーを支配し2回戦へ
現地9月3日、男子テニスのATPツアー下部のAONオープン・チャレンジャー(イタリア・ジェノア/チャレンジャー125)男子シングルス1回戦が行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク222位)は、予選から勝ち上がったマシュー・デラベドバ(オーストラリア/同386位)を6-4、6-4で下し、2回戦進出を果たした。

【画像】錦織圭、イタリアでのチャレンジャー2大会目に出場し初戦突破 男子シングルス組み合わせ

34歳の錦織は、3週間前に行われた「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・モントリオール/ATPマスターズ1000)で世界ランク11位のステファノス・チチパス(ギリシャ)などを破って8強入り。現在開催中の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)には出場できず、ツアー下部のチャレンジャーでプレーすることを選択した。

前週行われたコモ・チャレンジャー(イタリア・コモ/チャレンジャー75)では、1回戦をストレートで勝ち上がると、2回戦では元世界16位のニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)が第2セット途中で棄権し8強入りした。しかし、一昨年の全仏オープンジュニア覇者のガブリエル・デブル(フランス)との準々決勝は、試合前に棄権することを決断している。

イタリアでのチャレンジャー2大会目となった初戦、錦織は開始早々にブレークに成功。第2ゲームではミスが重なってピンチを迎えたものの、落ち着いて相手を左右に動かして、ポイントを奪っていく。錦織のショットをことごとく拾って粘るデラベドバに、ミスが増えた第8ゲームをブレークされたものの、直後の第9ゲームではキレのあるショットで再びリード。そのまま6-4で第1セットを奪った。

第2セットでもデラベドバのサーブをきっちり返球してポイントに繋げていく錦織。第1ゲームでリードを奪うと、ラリー戦を支配して第3ゲームもブレークする。デラベドバに1ブレークを許すと、第8ゲームでも強打に苦しみブレークされて追いつかれてしまった。それでも4-4の第9ゲームで3度目のブレークに成功し、直後のサービスゲームを今度こそキープして6-4。2回戦進出を果たした。

2回戦で錦織は、第7シードのファン・パブロ・バリラス(ペルー/同157位)とワイルドカード(主催者推薦)で出場のジャンルカ・カデナッソ(イタリア/同577位)の勝者と対戦する。