「阪神4-1中日」(3日、甲子園球場) 阪神・高橋が21年11月6日のCSファーストS・巨人戦以来、1032日ぶりとなる甲子園1軍登板で好投し、チームを勝利へ導いた。復帰後最長となる七回を投げきって3安打無失点。試合前防御率0点台の中日・…

 「阪神4-1中日」(3日、甲子園球場)

 阪神・高橋が21年11月6日のCSファーストS・巨人戦以来、1032日ぶりとなる甲子園1軍登板で好投し、チームを勝利へ導いた。復帰後最長となる七回を投げきって3安打無失点。試合前防御率0点台の中日・高橋宏との“高橋対決”を制して、自身3連勝を飾った。

 中10日の高橋は三回までパーフェクトピッチング。四回先頭の岡林に初安打を許したが、2死三塁から細川を見逃し三振に仕留めた。七回には2本の単打で2死二、三塁と一打同点のピンチを招いたが、村松を空振り三振で抑えて無失点で切り抜けた。

 虎打線は二回に高橋へ援護点。先頭の佐藤輝が右前に運ぶと、前川は四球。梅野がバスターで右前に運んで、無死満塁の絶好機を作った。ここで打順が巡ったのは、試合前の満塁打率・500の木浪。高橋宏の初球、156キロ直球をとらえて、左前へ先制の2点適時打を放った。

 七回には先頭の木浪が右中間フェンス直撃の二塁打を放ち、高橋の代打・熊谷がきっちり犠打を決めた。1死三塁から近本が前進の内野を抜ける右前打で、3点目を挙げた。