陸上のU20世界選手権(ペルー・リマ)男子800メートルで銅メダルを獲得した日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高3年)らが3日、成田空港に帰国。同種目日本勢初の決勝を堂々と走り抜いた落合は「優勝を目標にしていたので悔しい部分はありますが、ま…

 陸上のU20世界選手権(ペルー・リマ)男子800メートルで銅メダルを獲得した日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高3年)らが3日、成田空港に帰国。同種目日本勢初の決勝を堂々と走り抜いた落合は「優勝を目標にしていたので悔しい部分はありますが、まずメダルを獲得できたことは素直にうれしい。次の世界の舞台でも勝負して、勝ちきれるようなレースができるようにまた努力したいです」と話した。

 落合は今年6月の日本選手権を制覇すると、7月31日の全国高校総体(福岡)で1分44秒80の日本新記録で連覇を達成。2014年に川元奨、21年に源裕貴がマークした日本記録(1分45秒75)を約1秒、大幅に更新した注目選手だ。「800メートルで勝負しようと思ったら1500メートルとか400メートルとかの競技も絶対に必要だと思う。幅広くしっかり結果を出していきたい」と初の海外レースで、今後の方向性も見えた。

 今後は来年の世界選手権(東京)、28年ロサンゼルス五輪への出場も期待される。「800メートルという競技でしっかり、出場だけでなく、入賞やメダル獲得できるような選手になりたい」と力強く話した。