プロボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)が「準備万全」を強調した。3日に東京・有明アリーナでWBO世界同級2位として4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)への挑戦に向け、2日、横浜…

プロボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)が「準備万全」を強調した。

3日に東京・有明アリーナでWBO世界同級2位として4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)への挑戦に向け、2日、横浜市内のホテルで前日計量に臨んだ。リミット(55.3キロ)でクリアした井上に対し、200グラム少ない55.1キロでパスした。

計量後、約21秒間のフェースオフ(にらみ合い)を終えると右手でガッチリと握手。井上の肩をポンポンとたたき、最後に頭をなでた。

状態を問われ、「Ready(準備はできている)!」。さらに「彼(井上)はチャンピオンだ」とつぶやき、カットパインを口にしながらエレベーターに乗り込んだ。

最後に「Ready!」と繰り返し、ガッツポーズ。万全を強調し、会場を後にした。

今回は約5年5カ月ぶりの王座返り咲きを狙う。18年8月に岩佐亮佑を下してIBF世界同級王座を獲得。19年4月に当時のWBA世界同級王者ダニエル・ローマン(米国)との統一戦に敗れて王座から陥落した。勝てばIBF王座だけでなく、一気に世界ベルト4本を獲得できるチャンスに目を光らせていた。