「広島5-1ヤクルト」(1日、マツダスタジアム) 広島がヤクルトに快勝して首位をキープ。マツダスタジアムでのヤクルト戦は開幕から9連勝となり、昨年に続いてシーズンでのヤクルト戦勝ち越しも決めた。 先発・玉村は九回途中まで投げ、4勝目。初回…

 「広島5-1ヤクルト」(1日、マツダスタジアム)

 広島がヤクルトに快勝して首位をキープ。マツダスタジアムでのヤクルト戦は開幕から9連勝となり、昨年に続いてシーズンでのヤクルト戦勝ち越しも決めた。

 先発・玉村は九回途中まで投げ、4勝目。初回2死からサンタナに二塁打を許すも村上を空振り三振に斬った。二回から四回までは無安打投球を示し、テンポ良くアウトを積み上げた。

 打線は三回1死から玉村が中前打で出塁。秋山が四球を選び、野間の一ゴロで死二、三塁とした。ここで3番・小園が中前にはじき返す2点適時打で先制に成功。六回は2死二、三塁の好機で矢野が魅せた。

 ロドリゲスの152キロを捉えた打球は中堅後方へ。前進守備を敷いていたヤクルトの中堅・増田が懸命にグラブを伸ばしてダイビングキャッチを試みたが及ばず、白球は転々とした。2者が生還し、矢野は快足を飛ばして一気に三塁を蹴って本塁にヘッドスライディング。プロ入り初のランニング本塁打でチームに3点の追加点をもたらし、球場全体がお祭り騒ぎとなり、大歓声に包まれた。新井監督もベンチで顔を紅潮させ、大爆笑した。

 矢野は8月31日の一戦で735日ぶりとなる今季初アーチを放っていたばかり。珍しい形で2戦連続弾を記録すると同時に、この一発が球団通算8888号となった。