日本フットボールリーグ(JFL)が延期分を除いて約1カ月ぶりに再開。台風10号の影響により、31日は3試合が行われるにとどまった。 もともと31日は6試合が開催予定も、[高知vsV大分]が翌9月1日に延期され、[マルヤスvs枚方]と[V三…

日本フットボールリーグ(JFL)が延期分を除いて約1カ月ぶりに再開。台風10号の影響により、31日は3試合が行われるにとどまった。

もともと31日は6試合が開催予定も、[高知vsV大分]が翌9月1日に延期され、[マルヤスvs枚方]と[V三重vs栃木C]は今週中の開催を断念。

上位陣の試合はなく、中位から上位進出を目指すクラブ、また残留争いの渦中にいるクラブが各会場でしのぎを削った。

◇浦安 2-0 ソニー

開幕9試合でわずか1勝の最下位から一転、直近8試合6勝1分け1敗とイッキに降格圏を遠ざけた浦安。中断明け初戦はソニー仙台FCから今季初の無失点勝利となり、4連勝とした。

まずは11分、小島樹が敵陣でのボール奪取から前進し、ラストパスに飛び込んだFW峯勇斗のバースデーゴールで先制。クールな背番号「10」峯は39分にもPKを沈めて今季7得点だ。

浦安は暫定7位まで浮上。第10節から9試合で積み上げた勝ち点「22」は現在、首位高知および2位栃木Cと並ぶリーグ最多の数字であり、この間21ゴールと得点力が光る。

◇ミネベア 0-3 滋賀

24日(第15節延期分)の角田誠監督初陣で劇的勝利を収めた6位・レイラック滋賀は、15位・ミネベアミツミFCに3発快勝。2連勝とした。

45+6分に森本ヒマンの加入後2点目となるヘディング弾で先制し、56分にはタテへタテへの素早い展開から榎本大輝が追加点。69分に井出敬大のヘディング弾で勝負を決めた。

開幕から中位を彷徨う滋賀だが、監督交代でひとつ方向性が見えてきた格好か。2連勝はいずれも下位相手の無失点。ホームで迎える次節・高知戦が大変重要な90分間となりそうだ。

◇新宿 0-1 Honda

クリアソン新宿は23日のV三重戦(第17節再開試合)で逆転負けを喫し、単独最下位に。リーグ最少得点&リーグ最多失点というなか、この日もHonda FC相手に劣勢を強いられる。

前半を無失点で凌ぎ、後半頭は立て続けに決定機を作られ、相手の枠外シュートで難を逃れる格好に。次第に一進一退の攻防へ持ち込むが、互いに決め手を欠いてスコアが動かない。

迎えた後半アディショナルタイム、Hondaが波状攻撃を展開し、90+1分にショートコーナーから庄司夢ノ介がヘディング弾。86分に途中出場したばかりのFWが均衡を破る。

これが劇的決勝点となり、新宿は0-1敗戦。最下位脱出ならずの8試合未勝利となった。対する昨季王者Hondaは5試合ぶりの勝ち点3。滋賀に次ぐ暫定5位とした。

◆第18節

8月31日(土)

ブリオベッカ浦安 2-0 ソニー仙台FC

ミネベアミツミFC 0-3 レイラック滋賀

クリアソン新宿 0-1 Honda FC

ヴィアティン三重 [中止] 栃木シティ

FCマルヤス岡崎 [中止] FCティアモ枚方

9月1日(日)

高知ユナイテッドSC vs ヴェルスパ大分

ラインメール青森 vs 横河武蔵野FC

アトレチコ鈴鹿 [中止] 沖縄SV

◆暫定順位表

1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点43 | +20

2位 栃木シティ | 勝ち点33 | +10

3位 ヴィアティン三重 | 勝ち点30 | +7

4位 レイラック滋賀 | 勝ち点28 | +10

5位 Honda FC | 勝ち点27 | +5

6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点27 | +1

7位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点26 | +5

8位 FCティアモ枚方 | 勝ち点26 | +1

9位 ラインメール青森 | 勝ち点25 | +5

10位 沖縄SV | 勝ち点23 | +1

11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点21 | +1

12位 ソニー仙台FC | 勝ち点21 | -5

13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点18 | -4

14位 横河武蔵野FC | 勝ち点13 | -14

15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点12 | -20

16位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -23

【写真】都並敏史の...勝利の雄叫び???

試合終了!!

この勝利でブリオベッカは4連勝!!
本日も現地、配信での熱い応援ありがとうございました#ブリオベッカ浦安 pic.twitter.com/jTAn2d83Xh

— ブリオベッカ浦安【公式】 (@briobecca) August 31, 2024