「阪神4-2巨人」(31日、甲子園球場) 長期ロードから甲子園に帰ってきた阪神は、逆転勝利で連敗を「2」で止めた。 戸郷に五回までわずか1安打に封じられていたが、2点を追う六回についに捉えた。2死から森下が中前打を放ち突破口を開くと、大山…

 「阪神4-2巨人」(31日、甲子園球場)

 長期ロードから甲子園に帰ってきた阪神は、逆転勝利で連敗を「2」で止めた。

 戸郷に五回までわずか1安打に封じられていたが、2点を追う六回についに捉えた。2死から森下が中前打を放ち突破口を開くと、大山が死球を受けて一、二塁。続く佐藤輝が外角低め150キロ直球を捉え、中堅左へ逆転の11号3ランを放り込んだ。この一発で終わらず、前川、梅野が連打で再度2死一、二塁の好機をつくると、木浪が中前適時打を放ち追加点を奪った。

 お立ち台に立った佐藤輝は「何とかセカンドランナーを返せるように」と心境を明かした。「相手も素晴らしいピッチャーだったので、最高の結果になってよかったです」と振り返り、「きょうも才木が粘って投げてくれて、六回も2死からつないでとった4点。すごい勢いがつくと思います」と自信をのぞかせた。

 先発した才木は6回8安打2失点で今季11勝目。初回に5連打で2点を先制される苦しい立ち上がりとなったが、三回以降は1安打に抑えるなど立ち直り、今季8度目の“連敗ストッパー”となった。

 お立ち台では立ち直れた要因として「気持ちですかね」と明かした。「もう今日は本当に(木浪、佐藤輝)2人のおかげで勝てたので。ありがとうございます!」と頭を下げた。

 木浪は「(初回は)止まんねーなと思って見てたので。焦っていたので落ち着いていけ」と声をかけた。ダメ押し打には「3-2でいくよりは流れがくると思った。打てて良かったです」と表情を緩めていた。