「明治安田J1、神戸2-0鳥栖」(25日、ノエビアスタジアム神戸) 神戸が快勝し3位に浮上、首位・町田との勝ち点差を5とした。先制点は前半33分、FW武藤の右サイドからのクロスにFW宮代が左足で合わせてゴール。チームメートの祝福を受け、前…

 「明治安田J1、神戸2-0鳥栖」(25日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が快勝し3位に浮上、首位・町田との勝ち点差を5とした。先制点は前半33分、FW武藤の右サイドからのクロスにFW宮代が左足で合わせてゴール。チームメートの祝福を受け、前節・G大阪戦に続く2試合連発で、武藤と並ぶチームトップタイの9得点とした。

 2点目も若き攻撃の要から生まれた。後半から宮代に変わって出場したMF佐々木が、武藤、初瀬、武藤とつながれたパスにゴール中央からヘディングで得点。相手GKが伸ばした手をかすめながらも押し込んだ。7月20日・名古屋戦以来、1カ月ぶりのゴールでスタンドを沸かせた。

 後半途中からはケガで離脱していたMF山口も復帰。最近数試合で課題だった試合終了間際の失点も、全員で防ぎ切った。前半戦の対戦ではスコアレスドローに終わった鳥栖に完勝。優勝戦線にとどまるために負けられない試合をものにした。

 吉田監督は「ホームで勝ち点3を取れてうれしかった。相手の弱点の狙い通り、いろんなプランを伝えていたので、いい前半だった。終盤は相手もスピードある選手が出て押し込まれるシーンもあったが0点で終えられて、終わらせ方も全員共通理解があってよかった」と絶賛した。