「広島5-7阪神」(25日、マツダスタジアム) 阪神が逆転勝ちで首位・広島にカード勝ち越し。4ゲーム差に迫り、残り26試合での逆転優勝へ望みをつないだ。 先発・大竹は初回に2点を先制された。1死一、二塁で末包を三ゴロに打ち取って併殺と思わ…

 「広島5-7阪神」(25日、マツダスタジアム)

 阪神が逆転勝ちで首位・広島にカード勝ち越し。4ゲーム差に迫り、残り26試合での逆転優勝へ望みをつないだ。

 先発・大竹は初回に2点を先制された。1死一、二塁で末包を三ゴロに打ち取って併殺と思われた打球を三塁・佐藤輝が捕球できず。三塁で封殺したが走者が残ると、坂倉に四球を与えて2死満塁から菊池に先制の左前2点適時打を許した。

 チームとして苦しい立ち上がりとなったが、打線が反発力を見せた。

 2点を追う三回。2死から近本、中野の連打で2死一、二塁とすると、森下が左翼席へ逆転12号3ランを放った。

 続く佐藤輝は三遊間への遊ゴロで一塁へ全力疾走で内野安打とすると、パスボールで二塁へ進塁。大山が5連打となる左前適時打を放ち、2点差に広げた。

 四回は先頭の坂本が四球を選ぶと、木浪が初球で送りバントを決めた。24日・広島戦は1点を追う七回無死一、二塁で送りバントを失敗したが、前日のミスを取り返す犠打となった。

 すると、2死三塁から近本がこの試合3安打目となる中前適時打を放って3点リード。七回にも大山の2点左前打で5点差に広げた。

 先発の大竹は6回5安打2失点で降板し、七回からは2番手・石井が登板。大山の失策と石原の左前打で無死一、二塁とすると、代打・堂林に中前適時打を許して自身20試合ぶりの失点を喫した。

 岡田監督は無死一、二塁から桐敷をマウンドに送るが、小園の適時打などで2点を奪われて7-5とされた。

 それでも八回はゲラ、九回は岩崎がリードを守って逃げ切った。