「カーリング・アドヴィックスカップ」(25日、アドヴィックス常呂カーリングホール) 3位決定戦が行われ、18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレはGIMに3-5で敗れ、表彰台を逃した。 第1エンド(E)で1点を奪い、…

 「カーリング・アドヴィックスカップ」(25日、アドヴィックス常呂カーリングホール)

 3位決定戦が行われ、18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレはGIMに3-5で敗れ、表彰台を逃した。

 第1エンド(E)で1点を奪い、2Eも2点スチールする好スタートを切ったが、第4Eから暗転。相手に第8Eまで連続で1点を積み重ねられ、逆転負けした。スキップの藤沢五月は「勝ちたい試合ではあったけど、相手もトップチーム。試合展開は悪くない中で、ショットを決めきれないのは私のミス」と悔やみつつ、今季初戦を終え「すごく楽しい大会でもあった」と充実感ものぞかせた。

 リードの吉田夕梨花が腎臓結石の術後のため欠場し、“異例”の3人体制で迎えた今大会。人数が少ない状況のためセカンドの鈴木夕湖は、自ら投げて自らスイープするハードな動きをこなした。藤沢は「体力的に難しかったと思う」と仲間をねぎらい、その上で「4人がそろうのはありがたいと感じた大会。夕梨花もコーチボックスにいたので、次の大会は4人そろえばうれしい」と振り返った。

 4位だった昨季の日本選手権の結果により、今季は日本代表ではないシーズンスタートになる。今後へ向けて「勝敗よりも収穫のある大会。新たな課題を日本選手権に向けてクリアする時間が長くある。日本代表じゃない悔しさはあるが、ムダな時間を過ごさずに充実していきたい」と視線を上げた。