「ドジャース8-9レイズ」(24日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手は五回に41号逆転2ランを放つなど、4打数2安打2打点をマーク。2戦連続45度目のマルチ安打とした。しかしチームは1点リードの九回に同点に追いつかれ、痛恨の逆転負…

 「ドジャース8-9レイズ」(24日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は五回に41号逆転2ランを放つなど、4打数2安打2打点をマーク。2戦連続45度目のマルチ安打とした。しかしチームは1点リードの九回に同点に追いつかれ、痛恨の逆転負けで連勝がストップした。

 本拠地スタンドに「MVP」コールがわき起こる中、歓喜の瞬間が訪れたのは五回の第3打席だった。外角低めの変化球を強引に引っ張り込んだ大谷。バットのやや先だったが、打球は右翼ポール際へ飛び込んでいった。最短距離でスタンドに飛び込む一撃。スタンドは大歓声で沸き返り、初回4失点のビハインドを一気にひっくり返した。

 初回の第1打席は右前にクリーンヒットを放ち、7試合連続安打をマーク。四回の第2打席では打撃妨害で出塁し、続くベッツの左翼線二塁打で一塁から一気にホームへ生還。ベンチでは息を切らしながら白い歯をこぼしたが、この1点が反撃ののろしとなった。

 T・ヘルナンデスが2ランを放って1点差に迫ったドジャース打線。先発のカーショーが今季ワーストの5回5失点と本調子ではない中、メンツがそろった強力打線は動じない。五回にエドマンの二塁打から好機を作ると、ロハスがタイムリーを放ち1点差。そして大谷の逆転弾が生まれた。

 七回には再びロハスが左翼ポール際へ一撃。ネクストで待っていた大谷と喜びを分かち合った。第4打席は左飛に倒れたが、41本塁打はキング独走。94打点はブレーブスのオズナと並んでトップタイとなった。延長十回の第5打席はやや詰まった形となり、右飛に倒れた。

 チームは八回無死満塁のピンチでT・ヘルナンデスの好判断もあり、1点で食い止めた。しかし九回、フィリップスが同点ソロを被弾。本来の並びを崩したロバーツ監督の継投が裏目に出る形となった。さらに延長十回にはケリーが2ランを被弾してしまった。

 チームは連勝がストップ。ナ・リーグ西地区2位のダイヤモンドバックスが勝ったため、3ゲーム差に迫られてしまった。