野球の第13回18歳以下(U18)アジア選手権(9月2日~8日、台湾)に出場する高校日本代表の合宿が24日、始まった。全18人が参加し、約3時間、ノックや打撃練習で汗を流した。 今回のメンバーは全員が今夏の第106回全国高校野球選手権大会…

 野球の第13回18歳以下(U18)アジア選手権(9月2日~8日、台湾)に出場する高校日本代表の合宿が24日、始まった。全18人が参加し、約3時間、ノックや打撃練習で汗を流した。

 今回のメンバーは全員が今夏の第106回全国高校野球選手権大会に出場した。高校日本代表の小倉全由監督は「甲子園でもっとやりたかった選手もいると思う。アジアに行って、いい顔して(日本に)帰ってこよう」と話したという。

 練習でさっそく長打力をアピールしたのが、智弁和歌山の花田悠月だった。甲子園では木製バットで左越え本塁打を放った右打ちの強打者。この日は、左翼フェンスを越えて場外に一発を放った。「こういう環境で舞い上がってしまうところはあるけど、自分らしい、積極性のあるスイングをしようと思った」。甲子園での本塁打が代表入りの決め手となったことを報道陣に明かした小倉監督も「いいパンチ(力)、していますね」と喜んだ。

 前日に決勝を戦った京都国際のエース中崎琉生(るい)と関東第一(東東京)の坂井遼(はる)、熊谷俊乃介のバッテリーも合流。「アジア大会に向けて、しっかり調整したい」と中崎。投手2人は疲労を考慮し、体幹トレーニングなど軽めに調整した。

 主将は報徳学園(兵庫)の間木歩が務める。合宿は30日まで。28日にはほっともっと神戸で大学日本代表との壮行試合に臨む。(大坂尚子)