「ドジャース-レイズ」(23日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、MLB史上6人目、史上最速となる出場126試合目で「40本塁打-40盗塁」を達成。06年に元広島のソリアーノ(ナショナルズ)が記録した1…

 「ドジャース-レイズ」(23日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、MLB史上6人目、史上最速となる出場126試合目で「40本塁打-40盗塁」を達成。06年に元広島のソリアーノ(ナショナルズ)が記録した147試合目を大幅に塗り替える驚異的スピードで偉業を成し遂げた。

 大谷は3点ビハインドの四回の打席で6試合連続安打となる遊撃内野安打で出塁し、今季2人目の40盗塁を記録すると、3-3の九回2死満塁の打席で自身初のサヨナラ満塁弾で2年連続40号に到達した。現役選手では最多タイとなる3度目の大台。8月8本目の本塁打でナ・リーグのキング争いは2位のオズナ(ブレーブス)に3差をつけた。

 大谷は21年に46本塁打、23年に44本塁打を記録。出場126試合目での到達は自己最も遅いが、年間50本ペースを維持している。通算3度の40本塁打は現役選手では最多タイ。大谷のほかにジャッジ(ヤンキース)、トラウト(エンゼルス)、アレナド(カージナルス)、アロンソ(メッツ)の4人が記録している。

 8月は20試合で8本塁打を記録しているが、月間打率は前日まで・198(81打数16安打)、出塁率・258と安定感を欠いている。シーズン終盤に向けて復調が待たれるなか、連続安打試合を6に伸ばし、2試合ぶり44度目のマルチ安打を記録した。

▽「40-40」達成選手(達成時の出場試合数)

1988年ホセ・カンセコ(アスレチックス、154試合)42本・40盗塁

1996年バリー・ボンズ(ジャイアンツ、160試合)42本・40盗塁

1998年アレックス・ロドリゲス(マリナーズ、153試合)42本・48盗塁

2006年アルフォンソ・ソリアーノ(ナショナルズ、147試合)46本・41盗塁

2023年ロナルド・アクーニャ(ブレーブス、154試合)41本・73盗塁

2024年大谷翔平(ドジャース、126試合)40本・40盗塁