フェルスタッペンの強さは相変わらずだが、相方のペレスは力不足を露呈している(C)Getty images いよいよ残り10レースとなった今シーズンのF1はサマーブレイクを終え、今週末にオランダGPから後半戦の戦いに向かう。 今季も、レッドブ…
フェルスタッペンの強さは相変わらずだが、相方のペレスは力不足を露呈している(C)Getty images
いよいよ残り10レースとなった今シーズンのF1はサマーブレイクを終え、今週末にオランダGPから後半戦の戦いに向かう。
今季も、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが開幕から多くの勝利を重ねてきており、ドライバーズランキングでは大きなリードを保っている。しかし、コンストラクターズでも首位に立つものの、2位マクラーレンがその差を詰めてきており、レッドブルが多くの問題を抱えているとの声もあるようだ。
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カナダメディア『Last Word on Sports』が中断期間までの成績や各チームの現状を評価するトピックを配信しており、レッドブルに対しては後半戦に向け、決して安泰ではないと説いている。
同メディアは、「フェルスタッペンは7勝を挙げ、ドライバーズ選手権でランド・ノリスに78ポイントのリードを保っている。これに対し、コンストラクターズ選手権では2位マクラーレンとの差は42ポイントに過ぎない」と指摘。その上で、「レッドブルにとって不利なのは、セルジオ・ペレスに別れを告げるのをためらっていることだ。ペレスはタイトル争いで7位だが、競争力はチームメイトほどではない」として、No.2ドライバーの不振に言及。
また、中断期間でペレスの続投が決定した経緯にも触れ、「多くの人にとっては衝撃だった。これで、メキシコ人ドライバーが毎週求められる結果を出すのに苦労する中、彼らはチャンピオンシップの望みが危うくなった」と主張している。
他にもレッドブルチームに対し、「直面した問題はこれだけではない。今シーズンの前半で最も驚くべき出来事の一つは、重要な人物の離脱が決定したことだ」として、アドリアン・ニューウェイ、ジョナサン・ウィートリーという首脳陣の流出を挙げた。「どちらも、10年以上にわたりチームの支配力を支えてきた重要な人物だ。すでにいくつかの問題が発生している中で、レッドブルがオランダGPやその先で危機に瀕する可能性があるのだろうか?」などと論じている。
ちなみに、トピック内ではその他のチームも評している中で、中段グループで好パフォーマンスをみせているRBの角田裕毅へのポジティブな言葉もみられる。同メディアは、「F1ファンにこれまで印象に残ったドライバーについて尋ねた場合、ユウキ・ツノダがリストに載る可能性は高いだろう。そう思わない人がいるのなら、彼のことを注意深くみていないのかもしれない」と綴っている他、「レッドブルのセカンドシートを狙う彼は後半戦の注目株だ」と評価している。
残り10戦、現代のF1シーンをリードするレッドブルを中心として、まだまだ多くの話題が提供されていくことも間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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