「巨人1-2広島」(22日、東京ドーム) 巨人が痛恨の逆転負けで、首位・広島にカード負け越し。ゲーム差が2と開いた。 1点リードの九回1死二塁、3戦連続完封目前の戸郷が小園に適時打を浴び、同点となった。阿部監督はここで交代を決断。大勢をマ…

 「巨人1-2広島」(22日、東京ドーム)

 巨人が痛恨の逆転負けで、首位・広島にカード負け越し。ゲーム差が2と開いた。

 1点リードの九回1死二塁、3戦連続完封目前の戸郷が小園に適時打を浴び、同点となった。阿部監督はここで交代を決断。大勢をマウンドに送り、同点で食い止めた。

 だが、十回にケラーが矢野に決勝打を浴びた。勝てば0差と迫る一戦での痛恨敗戦。新井カープの執念に屈した。

 阿部監督は「うちは勝ちパターンいったんで、もうしょうがないすね、うん」と敗戦を受け入れた。戸郷の九回続投については「あれで代えるのもどうかと思ったし。球数もまだ全然大丈夫そうだったんで」と振り返った。

 結果的には11安打で1点の拙攻が響いた。序盤の攻撃について問われた指揮官だったが「うん。タラレバ言ってもしょうがねぇからな」と語り、「みんな何とかしようとしてるし、相手も必死にやってるし」と選手を責めなかった。

 まだ残り31試合、カープとの直接対決も残す。「またやり返すチャンがまだありますし、これでまだまだ、まだまだだと思ってるんでね」と前を向いた。